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Apple銀座で人気音楽プロデューサーの対談ライブを観てきました!

先日、アップル銀座(銀座のアップルストア)で興味深いイベントに参加しました。

最近ではクリス・ハートさんなどに曲を提供している作曲家・音楽プロデューサーMinnie. P(ミニー・ピー)さんと、SCANDAL、加藤ミリヤさんのアレンジや倖田來未さんやワンオク(ONE OK ROCK)のサウンドプロデューサーを務めている堂前達也さん。

実はMinne.Pさんとはわたしが学生時代からの長いおつきあいで、当時から既に作曲家として、また講師として活動されていた先輩です。ウェディングパーティに呼んでもらったり、折々スクールやサロンを訪ねては近況報告してきました。


Minnie.Pさんとツーショット
 

お洒落な曲のクリエイティブな創り方。

音楽プロデューサー同士というのは普段の現場では顔をあわせることも少なく、対談するということ自体、非常に珍しい企画なのですが、今回はお二人がご自身の音楽制作の流れを解説し、実際にその場で即興で曲を共作してくれるという贅沢な内容でした。

Minnieさんは海外のアーティストやエンジニアとの仕事が多く、一方の堂前さんはJ-POPアーティストのサウンドプロデュースが中心です。そのお二人が、海外(特にアメリカ)と日本では楽曲制作の流れややり方がかな〜り違う、というのです。

 

日米、音楽制作の流れの違い

日本では基本、作曲家は自室にこもり、まずは自分一人だけで曲をつくります。

まず「メロディ(旋律)」があって、コード(和音、ハーモニー)があって、そこから打ち込みをして楽曲がつくられていくのですが、アメリカでは、Minnieさんいわく”Co-write(コライト)”といって、一番最初の段階から共同作業をすることが増えてきているとか!

2〜3人が集まり、何か話しながら鼻歌を歌ったり、思い浮かぶコードを口に出してはそれを楽器でやってみる。またアメリカでは全般的に「メロディ不在」の音楽が増えていて、リズム第一、という側面もあるそうで、そこにきて「圧倒的な歌唱力を持つシンガー」の力量でダイナミックな歌いまわしでまとめ上げる、というパターンがある。


 

 

曲を考えてから、売り物の作品ができるまで

 <基本の流れ>

楽曲制作の基本的なフローはこうです:

  1. 曲を考える
  2. 楽譜・コードを書く
  3. アレンジ作成
  4. 仮歌、全楽器レコーディグ
  5. ミックスダウン
  6. デモ提出
  7. リリース用オケ修正
  8. 歌レコーディング
  9. ミックス
  10. マスタリング

 

日米、音楽制作・楽曲制作の流れの違い

<堂前さんの場合>

  1. 曲を考える (作曲者一人で)
  2. ギターを弾きながら作曲
  3. 楽譜を書く

⇒ 4.アレンジ作成 以降は同じ

 

<Minnie.Pさんの場合>

  1. 曲を考える (自分ひとりまたは誰かと一緒に)
  2. 楽譜・コードを書く
  3. ピアノを弾きながら「確認」する

⇒ 4.アレンジ作成 以降は同じ

 

堂前さんは「ギターを弾きながら作曲」しているのに対し、Minnie.Pさんは「ピアノを弾いて確認」しています。

このことから、ここでお二人が語られている日米の楽曲制作違いを一言でいうと、

 

一人でつくるか、みんなでつくるか。

 

前段の”Co-write(コライト)”の考え方にもあるようにアメリカでは、しょっぱなの「曲を考える」の時点で既に複数の人がアイディアを出し合うことが増えてきているようです。

 

その場で作曲コラボレーション!

今回のアップル銀座でのイベントでは、後半、実演コーナーがありました。

実はMinnieさんは難病で目がよく見えないのですが、おもむろに会場を見回しながら

「う〜ん、B♭かな、今日の気分。B♭メジャーセブン、Aマイナー…、それからC、C分のB、、フラットかな〜」

と、楽器も持たずに次から次へとかなりのスピードでサウンドを思い浮かべながらコードネームを口にします。

 脇にいる堂前さんがそれをギターでキャッチアップして弾き始めると「もう少しテンポを上げて、こんな感じで…」とMinnieさんが指示をして、あっという間に4小節ほどの曲のパーツができました。間髪入れず、そこへ鼻歌を入れていきます。これがまた、ソウルフルで素敵なの!

 堂前さんいわく、そんな風に曲をつくったことない、とのこと。もっと、コードをいじったり、全然違ったやり方で音楽をつくっているというから、面白いですね!

 

シンガーが歌い上げれば、世界観が確立

そこへ登場するのが、スペシャルゲスト、R&BシンガーのAISHA(アイシャ)!




 彼女は16歳のときに初めてMinnieさんからボイストレーニングを受けて、そこからずっと一緒に曲づくりをしているそうです。なんともうらやましい関係です。

 「これまで、Minnieさんとたくさんの曲を一緒に創ってきました。

例えばいつもの創り方だと、私がMinnieさんに恋バナ(!)をして、「こんなことがあったの〜!」というと、「そうなの〜??」といっていきなりピアノでコードをフンフン、フンフンいって、そこに今みたいに歌いだしたりして! ♪フンフン、フンフン〜 もうそこから曲できていくんです

Minnieさんは当時の様子を懐かしそうに回想しながら、

「ここは、アップル銀座でしょう!じゃあ「Apple Ginza」とか「iPhone」とかそんな言葉を織り交ぜて、今つくったこのメロディでアドリブで歌ってもらいましょう!」

そんな調子でスリリングな即興ライブが始まりました!




 

確か、歌詞はこんな感じでしたよ:

♪I remember the first time I came to Apple Ginza…

Everything was so beautiful…

I touched an iPhone, I touched an iPad,

Everything was new, oh oh

 

ひらめいたコード進行やメロディから、その場で歌詞をつむぎ、即興で歌い上げる

 

シンガー・AISHAさんの素晴らしい歌声で、生まれたばかりの曲に息が吹き込まれる瞬間でした。観ている側も本当にエキサイティングです。

普段からたくさんの音楽を聴き、既存の曲の歌詞をいくつも覚え、また自分でも作詞していく積み重ねによって言葉のセンスが磨かれ、目の前の情景や特定のシチュエーションにぴったりな歌詞を待ったなしで繰り出していくことができるようになるんだと思います。

堂前さんのアコギもセンスよく歌に絡んで、最高にサウンドグッドでした!

 

普段からひらめきを書き留め、締切を設けて仕上げていく

曲づくりは、いつでもどこでもできます。

ふとひらめいた言葉に節をつけたり、逆に思いついたメロディに何か言葉を合わせてみる。これって、バンドマンやシンガーソングライターはじめ、ミュージシャンなら誰しも日常的にやっていることですよね?

今回はその過程を丸ごとステージでみせてしまう、という点でとても新鮮でした。

わたしも仲のいい音楽仲間と一緒にステージの上で即興で曲をつくってみようと思います。きっと、なかなかおもしろいことになりそうですね。

 

ちなみに楽曲制作の流れの中で、曲をつくり歌を乗せるところまでを目の前でデモンストレーションしてくれたわけですが、実際に作品として完成させて販売できるところまで「仕上げる」となると話は変わり、お二人とも「締切」がないとやらないそうですよ...。

ちょっとホッとしませんか(笑)?  

普段から思いついたフレーズを鼻歌でスマホに録音したり、歌詞を書き留めつつ、定期的に締切を設けて作品として仕上げていく、そんな流れになりますね。

 

音楽業界を元気に盛り上げたい!

お二人とも今後の夢は、後進の育成と、音楽業界を元気に盛り上げていくこと

今回はMinnieさんの手法中心に話題が展開していきましたので、今度は堂前さん流の制作手法についてももっと話をききたいと思いました。

かっこいい音楽にふれ、憧れて「自分もやってみたい!」と思った熱い気持ち、これからもずっと忘れたくない。そしてその想いを音楽に乗せ、言葉に乗せて生きる歓びをわかちあいたいですね。

こんな素晴らしい企画が無料で提供されているのだから、アップルストア、見逃せませんよ!

Have a great day!

 

Minnie. Pさんの音楽スクール、Wings Music Schoolについて

 

笑 満ちる(えみ・みちる)

笑 満ちる(えみ・みちる)

ミュージックライフスタイリスト®協会 代表 夢実現化コーチ All About ギター ガイド 東京都港区生まれ。幼少期、劇団ひまわりに所属。19歳でMI Hollywood(GIT)へギター留学、20歳でギターを教え始める。 スランプ克服の経験から生まれたユニークな切り口で大胆なライフチェンジを叶える「オリジナルギター講座」を開発。盛況となり、地方から夜行バスや新幹線、飛行機で通う受講生も。MCとしてもプロ活動し、数々のビジネス&カルチュアルイベントを成功に導く。2歳〜8歳までの3児の母。

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「ちっとも上達しなかったわけがわかりました(笑)」
「知らなかった自分に出会えました!」
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