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音楽ライブ活動、事始め〜小さな本番をつくれば、うまくいく!

音楽ライブ活動始めたい!まず、何をしたらいい?

音楽活動といえば、やっぱりライブ!とはいえ、改めて人前で演奏するというのはとっても勇気がいるものですよね。

場数を踏んでうまくなりたいけれど、そもそもどこでどうやって音楽活動を始めればいいのか思いつかず、はじめの一歩がなかなか踏み出せずにいる人は少なくないと思います。

そこでまずは自分で出番を創り出し「小さな本番」を体験するために、世の中で実際どんなところで生演奏による音楽が求められ、プレイされているかを一緒にみていきたいと思います。

 

<目次>

音楽ライブ活動始めたい!まず、何をしたらいい?

いつ・どこで・誰に聴いてもらうか考えよう!

「小さな本番」10のアイディア

  1. ザ・宴会芸!
  2. 動画配信に挑戦!練習風景公開もアリ!
  3. 家族や友だちの記念日に1曲プレゼント♬
  4. おうちライブ(自宅でミニライブ)
  5. ローカルイベントに出演!
  6. 施設への慰問やチャリティライブ
  7. オープンマイクに参加してみよう
  8. ジャム・セッションにチャレンジ!
  9. 野外ライブ(路上ライブ、ストリートライブ、フリマ、マルシェ)
  10. カフェでお洒落ライブだってできちゃいます

番外編:他の人のライブに飛び入り!?

まとめ〜小さな本番をつくれば、うまくいく!〜

 

 

いつ・どこで・誰に聴いてもらうか考えよう!

音楽活動とは何かを平たく言えば、「音楽をプレイして、聴き手に届けること」。では、あたりを見渡して、世の中で音楽が必要とされているところはどこでしょう、ライブ(生演奏、生歌)が求められるのはどんな場面ですか?

それは様々な目的や形態があります。どんな場面でも共通しているのは、それが「人が集まる場」であることです。

・いつ?
・どこで?
・誰に?


を順にみていきましょう。

・いつ?
いつ音楽をプレイしますか?春夏秋冬、朝昼晩、冠婚葬祭や様々な行事に合わせ、季節に合った選曲で、シチュエーションに合った音楽が提供できるといいですね。

・どこで?
どこでライブしたいですか?これまで目にしたライブがどんなところで行われていたか、ちょっと想像してみましょう。それは、屋外(野外)?屋内?広いところ?せまいところ?同じ音楽でも、耳にする場所によって印象が大きく変わります。自分の場合はどうか、イメージしてみてください。

・誰に?
どんな人に聴いてもらいたいですか?目の前にはどんな人たちが集まっていますか?自分の知ってる人たち?それとも知らない人ばかりですか?

老若男女、趣味嗜好、ライフスタイル、国籍や話す言語、そこで暮らしている人なのか、旅行中でたまたま居合わせた人なのか...。そこにどんな人たちがいるかによって、求められる音楽も違ってきます。

いつどこでどんな人に聴いてもらうかをイメージしながら、このページではどんな場面でライブ演奏可能かをさらに具体的にみていきます。

 

「小さな本番」10のアイディア


比較的ハードルが低いものから順にみていきます。

①ザ・宴会芸!

筆頭は、ザ・宴会芸!もし仮にまだ一曲丸々弾けなくたって、大丈夫!「小さな本番」はちゃ〜んとつくれます!

 

お店にあったギターで宴会芸!

全く弾く予定なかったこの日、ノリで常連のギターを借りてプレイ

企業や団体の周年イベントや新年会、納会、歓送迎会、懇親会、結婚式の二次会、地域のお祭りやイベントなど、多くの人が集まり、あなたの演奏を披露できる機会はいくらでもあります。 


まだレパートリーと呼べるほど弾ける持ち曲がほとんどなかったら、まずはみんなが喜びそうなよく知られているメロディをサビだけ弾くとか、1番だけ歌うとか、少し練習すればすぐに披露できそうなことを考えてみましょう!

年間カレンダーを眺めながら、人が集まる機会がないか考えてみると、案外色々浮かんできます。何か先々の行事予定が決まっているなら、幹事や主催者に打診して何かやらせてもらえないかきいてみるのも一案です。

社内・町内掲示板や店頭にチラシやポスターが出ていたら主催者に連絡をとり、次回は自分も出演できないか、尋ねてみるのもいいでしょう。案外、何か楽しめる出し物はなにか、誰かに出演してもらえないだろうかと検討しているところかもしれませんよ!

 

②動画配信に挑戦!練習風景公開もアリ!


ブログやfacebookなどのSNS、YouTubeやニコニコ動画、ツイキャス、USTREAMなどの動画配信・動画投稿サイトに自分の演奏を公開するのもひとつの立派な「小さな本番」です。顔を出さずに手元だけ、胸元だけを撮影してもネット公開できるので、比較的ハードルが低いかもしれません。

インターネットで動画を公開するには

①生中継的にリアルタイムでライブ配信する方法

②録画した動画を後からアップする方法

があります。

生演奏でなければ撮り直しがききますし、編集もできるのではじめは②から始めてみるのがいいでしょう。

うまくなってから披露しようと思っているとなかなか踏ん切りがつかず、はじめの一歩が踏み出せませんが、ここでオススメなのが大胆にも思い切って「練習している姿」をアップしてしまう、というやり方です。

全くの初心者が上達していく課程を毎日毎日定点観測したシリーズ動画は人気があります。はじめはおぼつかない手つきでやっとプレイしていた人が、数週間〜数ヶ月で成長していく様子に共感した人が次第にファンになってくれるケースもあるのであなどれません。


その非常にわかりやすい実例が、こちらです。

2 years progress video adult beginner violinist

大人になってからでも楽器は習得できます!


この動画のノルウェーのTherese Trollbuさんという女性は、大人になってから楽器をマスターすることはできるのかどうか試すため、バイオリンを始めて2週間に一度演奏を録画してYouTubeにアップし、2年間継続的に記録を続けたそうです。

はじめのうちは明らかにうまく音が鳴っていませんが、次第に上達していく様子がみてとれます。

この手の動画はビフォーアフターのギャップが大きければ大きいほどインパクトがありますし、思わず応援したくなりますね!

これでいざライブをするとなれば、成長を見守ってくれたファンはこぞって駆けつけるでしょう!

実際の動画をみてみると撮影もとても手が込んでいるわけでもなく、自宅の一角、といった雰囲気です。これなら、自分もできそうだと勇気づけてくれる事例だと思い、こちらでご紹介しました。

また、友人のプロ・バイオリニスト 水谷美月さんもYouTubeに面白い動画をたくさんアップされています。

チェロに挑戦する動画シリーズでは、先生からレッスンを受けている姿を追うことができます。100回をゆうに越える大型企画のシリーズです。

美人バイオリニスト水谷美月、チェロに挑戦!

美人バイオリニストが初めてのチェロに挑戦!

レッスン風景、練習風景をリアルに公開


うまくなってからやろう、とか、かっこつけよう、というのではなく、ありのままの自分で大丈夫です。等身大の自分だからこそ、の良さがあります。観る人も、自分の場合だったら、と投影してみているので、飾らないソボクなものほど共感されます。

もし公開する勇気がなかったとしても、個人的な記録として自分の歌や演奏を「定点観測」していくと、しばらく経ってから見直した時に「上達度合い」を客観的に把握することができ、モチベーションを保つことができます。

毎日の練習では、自分がどれくらいうまくなっているかになかなか気づくことができないものです。自分が歌っている最中、楽器を演奏している最中には、自分のプレイを客観的につかむことができません。

今どこができて、どこができていないかを自ら把握して改善していくためにも、録音したり動画に撮ることのメリットは計り知れません。


手軽に録音・動画収録できるようにデジカメやビデオカメラ、スマホに三脚があるといいですね!三脚は卓上タイプの小さなものなら数百円程度で購入できます。マイクスタンドにカメラを固定できるアダプターがあればスタジオでも使え、角度調節もカンタンにできます。

「iPhone 三脚」「スマホ 三脚」などと検索すれば、様々なタイプがみつかります。使いやすいアイテムを手に入れてみてください。

 

③家族や友だちの記念日に1曲プレゼント♬


例えば、まずは誕生日に「♪ハッピー・バースデー」を歌ったり弾いたりしてあげるのはどうでしょうか?また、思い出の曲や自作のオリジナル曲、ユーモアあふれる替え歌などもいいですね。

 

バースディには、とっておきの音楽をプレゼント!

とびっきりの歌声をプレゼント!


心のこもった歌のプレゼントは、こちらの想像以上に喜ばれます。うまいヘタではなく、「誰かのために心をこめて歌う・心をこめて演奏する」というのがポイントです。

目の前でやるのが気恥ずかしくて躊躇するなら、録音したり動画を撮ったりしてシェアするのもなかなか洒落ています。動画なら遠くに住んでいて会いにいけない人にも観てもらうことができるので、こどもがいるなら一緒に歌う姿を撮って離れて暮らすご両親やおじいちゃん、おばあちゃんに送ると泣いて喜ばれます!

facebookやLINEなどSNSでグループをつくって家族や友人だけに限定公開すれば、限られた人だけを対象に観てもらうことができるので、一般公開よりも若干敷居が低いかもしれません。

また、どうしてもスケジュールが合わず行くことができない親しい友人の結婚式に、「ビデオレター」をつくって送るのも一案。例えば、新郎新婦が大好きなバンドの曲の一節を弾き語りして送ってみてください!あなたの想いと粋な計らいに、場内、思わず涙するかも...。

 

④おうちライブ(自宅でミニライブ)


家族や友人たちを招いて、おうちでミニライブ。これ、なかなかいいですよ!

自宅なら小さなこどもがいてもできますし、お金もさほどかかりません。曜日や時間帯を工夫して音出しの住宅事情さえクリアーすれば気軽に小さな音楽会が企画できます。

例えば庭やベランダがあれば、バーベキューを計画して友だちを家族ごと招き、余興で1曲披露するだけでもかなり盛り上がります。わたしもこれまでに何度も自分で持ち寄りホームパーティを企画したり、友人主宰の小さなパーティの席で歌ったり演奏したりしました。

 

パーティでの生演奏

パーティには楽器を持っていこう!
 

音楽活動を始めたばかりなら、人前で歌や演奏を披露することで、自分はミュージシャンなんだ、音楽をやっているんだ、ということをごく自然な形でわかりやすく周囲に知らしめることができます。そして新しい音楽仲間を紹介してもらえたり、少なくとも気に留めてもらうことができます。そして、何より楽しめますよ。

騒音が気になるなら、思い切って向こう三軒両隣、ご近所丸ごとご招待してしまう(!)のも吉。こどもがいるなら写真やこどもの絵を添えて、招待状を出しましょう。わたしも隣人を招待したら、美味しいりんごをたくさん抱えて遊びに来てくれました!そうそう、違和感なくお声がけするためにも、普段から明るく朗らかな挨拶をお忘れなく!

こちらは、わたしが約8年のブランクを経てギターを再開したばかりの頃に自宅で開いたホームパーティの模様です。

 

おうちライブ!ホームパーティで生演奏を楽しもう

おうちライブは、小さいこどもがいても手軽に始められます
 

決して広くないキッチン・ダイニングスペースに、ところせましと人がいます。1DKに20人以上が詰めかけたこの日は、facebookで十数年ぶりにつながることができた高校時代の同級生がご主人とこどもを連れてやってきてくれたり、友人の友人がまた友人を連れてきた全く知らないガイジンも混じっていました(笑)!入れ替わり立ち替わり歌ったり演奏したりして楽しんだミュージックパーティは、とてもいい思い出になります。

友人を自宅に招く度に片づけがはかどり、家がきれいになるのも嬉しい副産物です(笑)。

 

⑤ローカルイベントに出演!


地域で行われるイベントは、穴場です。初心者や経験の少ないミュージシャンにも門戸が開かれている地元の音楽フェスティバルやお祭りなど、演奏が披露できる行事はたくさんあります。その地域に住んでいなくても自由に出演できるものが多いです。


毎年恒例で行われているものもあれば、単発開催もあります。まずは半年〜1年くらい先に開催されるものを照準に合わせて情報収集をしてみると、応募要項がわかります。

例えば「ジャズ・フェスティバル」という名称でも、実際にはファンクやブルースなどをはじめオールジャンルOKな場合も少なくないので、まずは気軽に問合せしてみましょう!

 

⑥施設への慰問やチャリティライブ


高齢者施設(俗に言う老人ホーム)や児童養護施設などへ「慰問」という形でボランティアで演奏しに行くことができます。かつて相談を受け、今ではホールツアーをするまでになったあるシンガーソングライターは駆け出しの頃、刑務所にまで歌いにいったそうです。

東北での震災の後、わたしも被災地でのチャリティイベントに関わりました。慰問やチャリティ企画では、ただ自分の持ち曲をやるというよりも、そこではどんな音楽が求められているかを普段のライブ以上によく考える必要があります。相手の年代も考慮すべきです。オリジナル曲ばかりではなく、みんながよく知ってる曲を選ぶことで親しみを感じてもらえます。歌詞の意味や曲想を改めて見つめ直し、場にふさわしい音楽を届けたいですね。
 

⑦オープンマイクに参加してみよう


オープンマイク」という言葉をきいたことはありますか?

特に弾き語りをする人やソロギターにオススメなのが、生演奏ができるカフェやライブハウスなどが企画する「オープンマイク」というシステムです。

オープンマイクとは、「マイクがオープンに解放されている」という意味です。呼び名はお店によって様々ですが、ある一定の時間帯にお店に行けば、誰でもマイクを前に持ち曲をいくつか披露することができるので、最後まで弾ける曲ができたら挑戦してみるのもいいですね。

後述のジャムセッションのように自分以外の人が決めた曲を突然演奏させられることはまずないので、自分が練習してきた曲を持ち込めばいい、という点で敷居が低いかもしれません。

オープンマイクを開催しているライブハウスのオーナーさんとお話したところ、毎月欠かさず出演している人のエピソードをうかがいました。はじめはうまくできずに途中で止まってしまい、照れかくしに舌を出していたような人でも、何度も出演を重ねるごとに次第に堂々とパフォーマンスできるようになっていく姿に成長が感じられ、はた目にも感動を覚えるそうです。

諦めずに挑戦し続ける人。思わず応援したくなりますね。

ぜひチャレンジしてみてください!

オープンマイクでは同じようにソロやデュオなど小編成で活動している他のミュージシャンとの横のつながりもできるので、音楽活動の幅も広がります。
 

⑧ジャム・セッションにチャレンジ!


ブルースやジャズなどのお店でシンガーや楽器のプレイヤーが集まり、入れ替わり立ち替わり演奏するジャムセッション。これに出ることに憧れる人も多いでしょう。

一方、うまくできるだろうか?恥をかいてしまうのでは?と心配が先に立ち、なかなか参加できない、という声もききます。まずは見学して様子をみたり、よく演奏される曲を調べてみることから始めてみるといいと思います。

都内ならこんなところもありますよ!

まさかドとレの2音だけ?
ジャムセッション専門の音楽教室 Free Talkin' Jam School

はじめてジャズ、超超初心者ジャムからSUPER Jam Sessionまで
予備知識ゼロからOK!池袋Somethin'(サムシン)

2つともわたしも実際に参加したことがあります。どちらも参加費もリーズナブルですし、教えてくれる方々の人柄もよく、事始めにはうってつけです!

演奏しないで飲みながら聴いているだけでも楽しいし、勉強になります。音楽仲間も増えますよ。曜日や時間によりジャンルや難易度が設定されていたりするので、まずはHPをのぞいてみてください。

よくやる曲やセッションの「掟」をまとめたこちらの本も役立ちます。

ギタリストのためのジャム・セッション完全ガイド


既存のジャム・セッションに参加する他、ミュージシャン同士が知り合えば顔合わせがてらスタジオや誰かの家などで音を出す「プライベートセッション」もオススメです。

一緒に音を出し合えば、話しているだけでは伝わり切れない音楽性や人となりがあらわになり、一緒にやっていけそうかをお互いに確認する場になります。ノリが合えば、その場でバンド結成もアリです!
 

⑨野外ライブ(路上ライブ、ストリートライブ、フリマ、マルシェ)


駅前や商店街など人通りの多い場所に立ち、通りすがりの人々に対してパフォーマンスする路上ライブ(ストリートライブ)。弾き語りしながら自分のCDを売ったり、次のライブの告知をしたりするミュージシャンを目にします。知らない人ばかりが素通りする中でのパフォーマンスは度胸が試されますね。

ライブハウスなどと違い場所代やノルマなく自分の音楽を披露できるので、場数を踏み、緊張感やこわばりといった人前で演奏することの壁を乗り越えるため、また見知らぬ人を振り向かせ、立ち止まらせるだけのインパクトあるパフォーマンスを生み出すためにも、一部の音楽事務所などでは所属アーティストに年間200回以上のライブを課すところもありました。

ただしご察しの通り、許可なく路上でお店を広げたり、歌ったり踊ったり演奏したりする行為は法律(道路交通法)で禁じられています。警官に口頭で注意され荷物をまとめて立ち去らなければならなかったり、時には警察署へ連行されてしまうことも!

違反行為にならない方法は、ないのでしょうか?

あります!

例えば千葉県の柏市では、2015年から駅前の所定の場所での路上ライブ、ストリートライブを事前登録制で許可しています。

音街かしわ ストリートミュージシャン登録申請について

・マイクやアンプなどを使わないこと
・登録証を掲示すること

といった独自の「柏ルール」が設けられ、広く登録ストリート・ミュージシャンを随時募集しています。


また東京都では、審査をパスしたアーティストが所定の公共機関や民間施設などでパフォーマンスできる「ヘブンアーティスト」という制度があります。こちらは年に一度、審査会が行われています。

精力的に連日パフォーマンスを続けているアーティストもいます。どんなアーティストがいつ、どこで、どのように活動しているのかがこちらから確認できますので、興味があれば実際に足を運んでみるといいでしょう。

ヘブンアーティスト 活動スケジュール一覧

こうした取り組みが、全国に広がるといいですね!ご自身がお住まいの地域でも、アーティストを支援する何らかの仕組みがないかを自治体に問合せたり、市民の声として要望を上げていくことも大切です。

近年、アートを政策の主軸として打ち出している自治体は少なくありません。わたしが子どもの頃から暮らしている池袋(東京都豊島区)でも、区長が大変熱心にアート都市を目指していることが広報誌や役所の雰囲気からもグンと伝わってきます。現在(2017年7月時点)、豊島区には柏市のようなストリート・ミュージシャン登録許可制度はありませんが、今後何らかの斬新なアイディアがカタチになることを期待しています。

また、フリマ(フリーマーケット)やマルシェなどのように広場や公園などに手軽な料金(数百円〜数千円程度)で自分の場所を持つことができる機会を使い、来場者に演奏を披露するという方法もあります。

不用品や特産物を販売するほか、パフォーマンスしてもいい区画の募集が出ていないかチェックしてみましょう。

あるマルシェに演奏可能か問合せたところ、なんとメインイベントの一環でフォークダンスの伴奏を頼まれ、出店料免除で演奏したこともあります。80名ほどのダンスの輪の中心に立ち、青空の下での演奏はとても気持ちがよかったです。

♬輪になって踊ろう!青空ライブ

輪になって踊ろう!青空ライブが実現!
 

規定でマイクの使用が禁止でなければ、電池駆動のアンプやスピーカーを使うのが手軽です。ソロやデュオなど小編成なら、マイク1本とギターかキーボードなど楽器が1本つなげるタイプが手頃です。

ストリートライブ PA(音響)セットの例
路上ライブ、野外イベント向けのオススメ機材について


中には屋台などで使うような発電機を使って電源供給しているミュージシャンもいます。会場の規模に合わせて、周囲と調和した音量で演奏を楽しみたいですね!
 

⑩カフェでお洒落ライブだってできちゃいます


いわゆるライブハウスやイベント会場でなくても、カフェやレストランなど飲食店でもライブができるところが結構あります。よくあるライブハウスなどは地下室など防音された窓のない閉鎖的な空間が多いですが、カフェやレストランなら自然光の差し込む明るく開放的な雰囲気が魅力です。

カフェライブにはいくつかのパターンがあり、貸切で自分たちでお客さんを集めてライブをするケース、一般営業中にライブタイムを設けて居合わせたお客さまに向けて演奏するケース、また生演奏でBGMを提供するケースなどがあります。

ライブハウスやクラブなどとは違い、PA・音響設備が整っていない場合には、必要な機材を自分たちで調達して持ち込む必要があるので、既に誰か生演奏をしているお店をみつけたら実際にライブを観に行き、どんな風に行われているかをチェックしてみましょう。演奏後にミュージシャンと交流できれば演奏の感想などをお伝えしながらきいてみたり、お店の方に尋ねてみると確実です。


さて、これは某・超有名&人気コーヒーチェーンの店頭に実際に置かれていた看板です。

「店内のBGMを生演奏でお届けします」

 

普段、コーヒーチェーン店の店内でライブなんてやっていませんよね。でもこの店舗では、クリスマス期間限定で店内の灯りを落として「生BGM」が楽しめる、という特別な演出がされていました。

たまたまこのチェーン店で4年間バイトをしていたという方と知り合ったのでこの写真を見せ、どうしたら出演できるのかきいてみたところ、「まずはお店でスタッフに気軽に話しかけてみてください!」ということでした。案外あっさりした回答に、拍子抜けしました(笑)。何でも物怖じせずにきいてみることですね。

一般営業中に演奏する場合、お店にとっては「生演奏があることで、普段よりもお客さんが集まるかどうか?また滞在時間が長くなり、追加注文がいただけるかどうか(客単価アップ)」が、気になるところ!そのお店の雰囲気に合った音楽を提供する必要があります。

普段からライブをやっているお店なら、お客さまからいただいたミュージックチャージ(チケット代)の一部を出演者に還元(チャージバック)してくれるところがありますが、いわゆるカフェではあまりそういう仕組みがないところが多いですね。

一方、貸切する場合は話が異なります。自分たちで場所代を支払い、お客さんを集めて参加費をいただき、黒字を目指します。どうやってお客さんを集めるか?お食事や飲み物代を参加費に含めるのか、含めないのか?すべては主催者の裁量次第です。

お店によっては、ランチタイム終了後、夜の営業が始まるまでの「アイドルタイム(お客さんが入らない時間帯)」であれば、場所代無料、飲食代だけで客席を借りるとができる場合もあります。

また、通常は夜だけ営業しているお店なら、お店が閉まっている昼間の時間帯に格安または無料でお店を借りることができるケースも。

 

お洒落なお店でプレイ!

スナックやバーなど、夜のお店の昼間は狙い目!
 

またこれはちょっとめずらしいかもしれませんが、営業中、貸切にしなくてもお店との交渉次第でライブ演奏させてもらえるケースもあります。例えば、ランチタイムにいくつかテーブルを席だけ予約して一人1〜2品以上注文すれば、飲食代以外に場所代はかからずに小規模なイベントをさせてもらえるカフェがありました。

その日はイベントの一環として20分程度のアコギ弾き語りのライブをやりました。あくまで貸切ではなく他のお客さまがいる状態でしたので、居合わせたお客さまにもそのまま私の生演奏を聴いてもらう格好になり、なかなか盛り上がりました。

 

カフェでライブ!

カフェの一角でライブが始まりました


普通は貸切でもないのに一利用者がマイクやスピーカーまで使って営業中にライブをするなんて考えにくいことですが、そんなことが実現できたのはイベント主催者がこのお店の常連で、何かにつけ足を運んでいて仲良くなっていたからだと思います。事前の打ち合わせでは、スピーカーや配線についてお店の方も相談に乗ってくださり、好意的でした。

既成概念にとらわれず、気になるお店があれば積極的に挨拶をして、ライブ演奏させてもらえないかを尋ねてみることをオススメします。

おまけですが、カフェはお洒落な内装のところが多く自然光も入るので、演奏動画や写真もなかなか絵になります。忘れずに誰かに撮影をお願いしておきましょう。
 

番外編:他の人のライブに飛び入り!?


これはさすがにちょっと勇気がいりますね。

でも、たった1曲で観る人すべてに一瞬でインパクトを与えることができるので、次につながるケースも少なくなく、チャンス大、です。


このいつか来たるべき時にそなえて「いつでもスタンバイオッケーな私」づくり、ですね(笑)!

大好きなアーティストともSNSなどで直接つながることもできる今、共演だって夢じゃない!客席で観ていた他のミュージシャンからもお声がかかることもありますよ!たまたまその場に居合わせたお客さんが忘れた頃にふと連絡してくださることもあり、人のつながりを感じる瞬間です。

 

まとめ〜小さな本番をつくれば、うまくいく!〜

音楽活動をスムーズにスタートするコツは、「小さな本番」をつくること!

「いつ」「どこで」「誰に」聴いてもらうかを念頭におきながら、自分の出番を創り出してみましょう。

ライブ活動を始めるために、はじめの一歩から少し発展した形態まで、演奏を披露することができる場面を10のアイディアをセレクトしてご紹介してきました。

さらに演奏を披露する本番としては「コンテストやオーディションへの応募」というものもありますので、チャレンジするのもいいでしょう。音楽は一生モノなので、受験勉強さながらコンテストやオーディションばかり狙って練習していてはツラくなってしまうかもしれませんが、最近ではまずは動画で審査をしてから実際の演奏を披露する機会が与えられることが多いので、普段から「小さな本番」経験を積んで、その都度自分の動画を撮りためておくといいでしょう。同じ曲を何度も何度も人前で披露することで、どんどん洗練されてかっこよくなっていきます。

他にも色々な出演機会が考えられます。出演条件は様々なので「こんなところでライブができたらいいなぁ!」と思うところがあれば、そこがお店ならまずは自分がお客さんとして何度か足を運んでみましょう。そして、そこにはどんな音楽がふさわしいか、考えをめぐらせてみます。そして自分がミュージシャンであることを告げ、率直に相談しながら演奏場所を開拓していってください!

 

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笑 満ちる(えみ・みちる)

笑 満ちる(えみ・みちる)

ミュージックライフスタイリスト®協会 代表 夢実現化コーチ All About ギター ガイド 東京都港区生まれ。幼少期、劇団ひまわりに所属。19歳でMI Hollywood(GIT)へギター留学、20歳でギターを教え始める。 スランプ克服の経験から生まれたユニークな切り口で大胆なライフチェンジを叶える「オリジナルギター講座」を開発。盛況となり、地方から夜行バスや新幹線、飛行機で通う受講生も。MCとしてもプロ活動し、数々のビジネス&カルチュアルイベントを成功に導く。2歳〜8歳までの3児の母。

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<レビュー、推薦、体験談>
わたしの人生がやっと始まったような気がしています
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「知らなかった自分に出会えました!」
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