ライブ配信で自分らしさを再発見!音楽活動と絵の両立に成功|群馬県在住・アートシンガーソングライター樹木の音色さえこさん
B!
樹木の音色さえこさんとは、数年前に都内のライブハウスで共演したことがきっかけで知り合うことができました。
音楽だけでなく絵の才能もあり、その両方を活かして「アート&シンガーソングライター」としてライブで歌いながら絵を描いたり、大きなキャンバスに描かれた原画を背景にオリジナル曲を披露したりと、ユニークな存在感を放っています。
最近では17LIVE(イチナナ)公式ライバーとして毎朝ライブ配信を続けているという彼女から、今日は音楽と絵の両立を叶える日々の生活はどのようなものなのか、具体的にうかがいました。
目次
このような方に読んでほしい!
- 引っ越し、転職、結婚、出産などの変化で、今後の音楽活動のあり方を改めて見つめ直したい人
- コロナで計画丸つぶれとなり、この先どうしようかと悩んでいる方
- 音楽以外のこだわりをうまく表現し、独自のアイデンティティを確立したい人
- 朝起きてから夜寝るまでの時間の使い方を見直して、かねてからの夢をかなえたい人
結婚して群馬に来てからライブ配信を本格始動
――さえちゃんは、以前は(神奈川県)川崎で一人暮らししていたと思うけど、その頃からライブ配信はしていましたか?
その頃はアパートで大きな音も出せないし、かといって毎回スタジオに入るのもちょっと……、という感じで、川崎にいた頃はライブ配信は正直、あまり現実的ではなかったです。
一昨年、結婚して旦那さんの移住した群馬県の山間部に引っ越してきました。私が住んでいる東吾妻町は、本当に自然豊かな場所なんです。
ここから普段皆さんがみられないような自然風景をバックに、毎朝8時半から一日も欠かさずライブ配信を続けています。
トークしていると、リスナーさんからのコメントがたまっていきますから、それを全部読み終わったら、ここで1曲、みたいな感じで、自然体で進めています。
1年半以上、一日も欠かさずライブ配信してみえてきたもの
――1年半以上も毎朝欠かさずライブ配信しているとか!続けていく中で、気づいたことや変わっていったことはありますか?
悩みながらも毎日配信し続けながらみえてくることがありました。素の自分を許せるようになってきたように感じています。
私ってすごい天然で、大事なとこでコケちゃったりするのが自分ですごく嫌だったんですね。それで他の人に迷惑かけてしまうなぁ、と悩んだり、自分を責めたりして。
でも、毎日毎日イチナナやってると、ありのままの自分の姿を受け入れて、楽しんでくれる人がいて「そのままでいいんだ!」「面白いな、私!」って思えるようになれたんです。
――リスナーの方々との双方向のやりとりで得られた、大きな収穫ですね!
どこにいても音楽活動が続けられ、リアルな出逢いも!
そうなんです。それから、地元の尋常小学校だった場所が、地域活性化の拠点になっていて、そこからイベント配信をすることもあります。
そうすると、普段聴いてくれている人がやってきてくれたりして、思いがけない出逢いがあります。
樹木の音色さえこ流・音楽×アート両立ライフスタイル
――音楽と絵の両方を続けていくために、何か自分なりに工夫していることはありますか?
今年に入ってから、やったことを細かく書き出すようにしていて、自分の時間の使い方のクセがみえてきました!どの時間帯に集中力が切れるか、とかわかってきて、私の場合は、いつ頃、何をするといいかを細かく見直していったんです。
――それはいいですね!
それで、家族との時間も考えて、午前中はライブ配信を中心に音楽を、午後は依頼されたデザインなど絵に関わる仕事をするというリズムができてきました。
音楽とアートの夢を叶えるデイリースケジュール
午前中と午後に区切って、音楽活動と絵を両立!
- 朝7時起き
- 朝8時半〜10時 群馬県の山の中からライブ配信(毎朝欠かさず)
- 10時〜 洗濯など家事をしながら配信のふりかえりと歌の時間
昼食、お昼寝をはさみ、午後からは絵の時間
- 午後1時〜5時か6時くらいまで 絵やイラスト、デザインの仕事
地元のブランド米のラベルをデザインしたり、請負で看板のデザインを引き受けたりしてデザインやイラストレーションのお仕事をしています。さらに素材サイトなどにも作品を発表していきたいと思っています。
- 6時以降は家事と食事をし、他の人のライブ鑑賞
それから、体力づくりと身体のゆがみをとるためヨガやスクワット
これからのこと
――これからやってみたいことはありますか?
自分自身のペースを保ちながら、依頼されるものだけではなく、自分自身が描きたい絵をもっと描いていきたいです。そして、音楽活動もイチナナからさらに広げていけたらと思っています。
さえこさんからメッセージ
私がイチナナ始めたのも、大好きなヒトミリリィさんが先に配信を始めてて、リスナーとして観ていてすごい楽しそうだったので、私もやってみたいと思ったことがきっかけでした。
人がやっていて「楽しそう!」と思ったことは、自分でもやってみた方がいいと思います。
私がまさにそうだったように、ライブ配信を通じて外に向かって自己表現し続ける中で、自分自身の内面が好きになるという変化もあったりします。
やってみたいことは、どんどんやった方がいい。もしつまづいたとしても、どうしたらいいんだろう?と自分で色々考えながら工夫していけるので!
結局は、自分自身が楽しめているか?そして目の前にいる人が楽しんでくれているかに尽きますから!
最近はライブ配信ということ自体、Facebookでもインスタでもできて敷居も下がっているし、練習風景を配信することもできますよね。
今、私は群馬県の山奥から毎朝ライブ配信しているわけですが、どこに住んでいてもチャンスがあると思います!
リスナーさんはといえば、本当に色々な状況で観ています。例えば、病院で観ている人だっている。ずっと入院していて、病院の中しか知らないという人もいて、そういう方にも毎日自分の音楽を届けられるというのは、すごいことだと思います。
――本当にそうですね!今日はお話をきかせてくれてありがとうございました!これからも応援しています!
樹木の音色さえこさんについて
5月12日生まれ 神奈川県出身。美大卒後、絵の制作をしながらアート&シンガーソングライターとして活動中。歌と絵で、笑顔になったり、ほっとするステージや絵を目指している。夢は歌と絵で自然と人を繋げる事🍀
2018年6月に群馬県東吾妻町に移住しました!
17LIVE(イチナナ)でライブ配信しています。
樹木の音色 さえこ Twitter
樹木の音色 さえこ Facebook
樹木の音色 さえこ 公式ホームページ
インタビューを終えて
神奈川県川崎市で一人暮らしをしていたところから、結婚を機に群馬県へ移られたさえこさん。地域貢献しながらミュージシャンとして音楽活動を行う旦那さまとの新生活は、さえこさんにとって大きな環境の変化を伴うものでした。
結婚すると、当然のことながら自分一人だったときとは全く違う生活が始まりますから、周りの人たちと密接に関わる中で継続的に活動を続けていくには、時間の使い方にも工夫が要ります。
自分自身のペースを築きながら見事に音楽と絵を両立させている背景には、朝起きてから夜寝るまで自分が何をしているのかに向き合うことから、いつどんなことをしたらよいかを編みだす個人的な工夫がみられました。
こうした創意工夫というのは決して人任せにはできないとても大切な部分です。
音楽活動のサステナビリティ* は、こうした小さな積み重ねから生まれてきます。
*ずっと続けていくこと
自然に囲まれた日々の暮らしが息づくさえこさんの言葉は、どこか素朴で優しい「樹木の音色」がしました。
また話の続きをきかせてください!