ぜんぶかなっちゃう!ミュージシャンとシンガーのための夢実現化ワークショップ開催中!

「”憧れ”や”誰かの真似”よりも、自分の中にある音楽を”料理”しよう」音楽家・移動おもちゃ美術館座長・物書きKOW(コウ)さんインタビュー

音楽にどっぷりと浸かるKOW(コウ)さんの日常を肩越しにのぞきながら、今に至る数十年に渡る音楽人生とその転機について伺いました。

今回は事前にプロフィールなどヒアリングをした上で、Facebook・YouTube・Twitter上で対談ライブ配信形式でインタビューをさせていただきました。

満ちる
満ちる
ライブ配信の終盤では、ギター弾き語りも披露してくれています。記事に合わせてアーカイブ動画もぜひご覧ください!

こんな方に読んでほしい!

「誰かのような音楽をやりたい」と憧れつつも、自分らしさってなんだろう?と模索している方

自分の苦手なことや嫌なことを遠ざけて、好きなことをして生きていきたい方

フリーランスで音楽とは別の仕事をしながら音楽活動を続けていきたい方

車が好きで、カーライフと音楽を融合した暮らしを実現したい方

挫折したような気持ちになってもやり続ける、粘り強い音楽への衝動と心意気を保ちたい方

音楽家・移動おもちゃ美術館座長・物書きKOW(コウ)さんとは?

音楽家・移動おもちゃ美術館座長・物書きKOW(コウ)

「いつでも音楽、あらゆる場所で歌」というテーマで活動をされているKOWさん。
音楽家だけではなく、他にも様々な才能をお持ちで、移動おもちゃ美術館の座長や、物を書く仕事もされています。
「移動おもちゃ美術館」なんて、聞くだけでワクワクしてしまいますよね!

今日は、そんなKOWさんとの対談です。
弾き語りもしていただけるということで楽しみです。

対談の様子をYouTubeで観る(アーカイブ)

YouTubeで観る(アーカイブ)
対談ライブの模様をアーカイブでご覧いただけます。
後半には、弾き語りも!

ーーKOWさん、こんにちは!

こんにちは!よろしくお願いします。

ーーKOWさんのことをご存じの方も、ご存じでない方もいらっしゃると思いますので、ぜひ自己紹介をお願いします!

KOWといいます。音楽を長らくやっております。
そうですね、僕はすごくゴーイングマイウェイでやってます。

ーーゴーイングマイウェイ(笑)良いですね。

90年代は東京キッチンっていうグループを率いていました。邦楽器とラテン的なリズムを組み合わせたようなグループでしたね。
2010年代からは「キアト」という自分のバンドや「ネガコースティカ」というアコースティックなロックバンドなどで活動をしています。

それまでの価値観を180°変えた、ネイティブアメリカンとの出来事

ーー事前にお伺いしていましたが、非常にユニークなバックグラウンドをお持ちですよね。
作曲活動を始められてから海外にも滞在されて、長い間いろいろな経験をされたと思います。その中でも、ご自身の中で大きかった出来事や、転機になった時期はありますか?

いくつかあります。いちばん大きな出来事を話すと20分くらいかかりますけど(笑)

ーーいいですよ(笑)皆さんも、ぜひ聞きたいと思いますので!

では、20分を2分に短縮しますね(笑)
1990年に取材の仕事でアメリカに行ったときの話です。
アリゾナ州で、ネイティブアメリカンのズニ族に取材をして帰ろうとしたら、ある少年が声をかけてきて、僕たちに「ズニ族の教会を見た?」って聞くんです。
「見ていない」と答えたら「ぜひ見て」って言うのでその教会まで行ってみたら、チョコレートみたいなおもしろい形の教会が荒野に建っていたんです。

中に入ると薄暗い中にインディアンの精霊たちを描いた素晴らしい絵がありました。
祭壇はキリスト教なんですが、壁面がネイティブアメリカンの精霊の絵で。
カッチーナという精霊だそうです。
入口に「写真を撮ってはいけない」と書いてあったんですが、興奮のあまり写真を撮ってしまったんですよ。
すると暗闇から大男が出てきてね、ドアを閉められちゃったの。

ーーえー!ドキッとしますね。生きて帰れるんだろうかって(笑)

そう、口から心臓が2つくらい出そうで、生死の境をさまよったような気がしました。
そのとき彼がこう言ったんです、「君は撮影禁止の張り紙は見えなかったかい?」
僕は彼から視線を逸らしたら殺されると思ったので、彼の目をしっかり見つめたまま、「見えませんでした。」と嘘をつきました。

そしたら僕を見ていた彼の鋭い目が緩んで、
「分かった、お前の言うことを信じよう。だけどこれだけは覚えておけよ。僕らはいろんなものを奪われてしまったんだ。それで今の場所がある。」と。
僕はすでに口から心臓が3つくらい出てて、もうちょっとしたら4つ目が出そうで(笑)
これはマズイと思って、そそくさと逃げ逃げるように帰ったんです。

日本に帰国後、当時のフィルムカメラを100本くらい現像したんですが、その教会の中を撮影した1本のフィルムだけ光の筋がピューッと入っていて写真が見られなかったんです。びっくりしました。

ーーすごい……。神がかり的ですね。

彼がどういう人なのか、どういう力を使ったのか分からないですけど、この出来事を通してはっきりと彼に教えてもらいました。
「真似をしてはいけない、盗んではいけない」というメッセージだなと思ったんです。
これが僕の人生の中で最も大きな出来事です。

ーーいやぁ、アメリカでそんな経験をされたんですね。滞在自体はどのくらいだったんですか?

2週間くらいです。広報取材でカメラマンとコーディネーターとインタビュアーの僕の3人でドライブしていろんなポイントを周りながら取材するという旅でした。

アメリカから帰国後、新たな気持ちで音楽活動を開始

ーー帰国後の人生は、だいぶ変わってしまったんじゃないでしょうか?

ズニ族との出会いで、僕は変わってしまいましたね。
それまで僕は広告代理店や出版社にいて、どちらかというと企画したり文章を書いたりする仕事が中心だったんです。
ズニ族の彼との体験を通じて、以前の仕事をしていたときと価値観がガラッと変わりましたね。

ーーそのビフォーアフターは、一言でいうとどういう変化だったんでしょう?

それまでの僕は「良いことをしよう、世の中のためになろう」と真面目に考えていました。
でも世の中っていうのは、僕が良いと思っていることでも、決してそれが良いかどうか分からない、ということもたくさんあると分かってきたんです。

お金が回らないと世の中が続かない。その一方でやっぱりお金に目がくらんで、何でもやっちゃうこともあるけど、それは良くないよ!と思うようになりました。

それが音楽にすごく影響しました。
20代の頃は「誰かのような音楽をやりたい」と憧れていろんな音楽をやってたんです。
それが全部なくなりました。
かっこいい、すごい、ああなりたい。それがバーッと吹き飛びました。
そして、それまでやっていたバンドを全部やめたんです。
ギター1本で弾き語りするようになって、公園やストリートでも歌って。
そうやっているうちに出会いがあって、それが東京キッチンっていうバンドになりました。

ーーそうなんですか、すごい(笑)

音楽は、食べ物とすごく似ています。
食べ物には自分の国の伝統食材・伝統料理もあるけど、でも僕らは日本食ばかり食べているわけじゃない。
アメリカのハンバーガーも好きだし、パスタも食べるし、フレンチも好き、みたいなね。
満ちるさんも色々な料理が好きでしょ?

ーーそうですね、同じ物ばかり食べるわけじゃないですもんね

音楽も同じで、中心には日本人の部分があるから、好き嫌いは別として、民謡とか演歌とかってすっと入ってくるじゃないですか。
それと一緒で、自分が普段聴いてなじみのある音楽があるとしても、そのどれかの真似をするわけじゃない。
お鍋の中で煮込んでしまえば新しい料理ができるように、自分の中にあるすべての音楽を煮込んで新しい音楽を作りたい。
それで、東京キッチンっていう名前にしたんです。

ーーなるほど。それが由来だったんですね。
東京を活動の拠点としていたから「東京キッチン」?

そう、自分は東京で暮らしているし、いろんな東京のリアリティの中で、いろんな部分を吸収して、音楽というパスタの具になっているんですよ。

ーーいやぁ、東京キッチンっていうバンドの名前はお聞きしていたんですけど、そういう背景があったんですね。

そうなんです。東京キッチンのアルバムがこんなジャケットなんですけどね。(カメラに見せる)
これ、東京の代々木八幡のお祭りの提灯なんですよ。

東京キッチンのアルバムジャケット
東京キッチンのアルバムジャケット

人への寄り添いは「ゴーイングマイウェイ」な幼き日々から(満ちる)

ーーお祭りといえば、音楽フェスにもかなり出演をされていますよね?

90年代はけっこうお祭りやフェスティバルに出ていました。
満ちるさんは、音楽をどこでやってるんですか?

ーー私は4年前に特別なライブをしまして、そこから少しお休みしてるんですよ。
その特別なライブというのがですね……私の母親が初めて私のライブを見に来たんです。

母が42歳のときに私を産んでくれたんですが、高齢出産でしかもシングルマザーだったのでとても苦労して育ててくれました。
4年前のライブの年に私は42歳になったんです。
母が42歳で産んだ私が42歳になって、母は84歳になったんですよね。

そういう記念のライブだったので、母を喜ばせたいなという気持ちもありまして。
母の好きなビリー・バンバンの『白いブランコ』を聴いて、こっそり準備して、弾き語りをしました。
いろんな人に出ていただいて、ラジオ仕立ての音楽コンサートみたいな感じで。
私が少しお話をしたら、誰か出てきて何か弾く、またおしゃべりをしたら何か弾く。
ソロギター、歌、オペラの方など次々に出てきて、最後はクワイアも出てきて、豪華な構成だったんですよ。

すごい。ではインタビューアーとしての満ちるさんは、その時から始まっているんですか?

ーー人にお話しを聞くということの原型はもっと前、子供の頃からやっていましたね。
小学一年生のときから、壁新聞を勝手に作って貼ってたんです(笑)

先生にやりなさいと言われたわけではなくて?

ーー私が勝手に。みんなに好きな花のアンケートを取って集計して載せたり……小学一年生の頃ですよ(笑)

すごい。ゴーイングマイウェイじゃないですか!(笑)

ーー編集者みたいなことですね。コピー機も知らなかったので、全部手で写して、何枚も何枚も書いて(笑)あと、小学五年生の頃は瓦版を発行してました。

小学一年生の子が、どんなこと書くの?今日はお花に水をやりました、とか?

ーー「あなたは花の名前をいくつ知っていますか?」という記事を書いたのを覚えています。
図鑑を見ながら、100個くらい花の名前を書き連ねて、それを教室の壁に貼りました(笑)
あとは、サーティワンアイスクリームが好きだったので、月替わりのフレーバーを考えてましたね。
こんなアイスあったらいいよねっていうのをお絵描きして発信して。

ストロベリーアイスの上にバニラアイスの帽子が乗っかってるとか??

ーーゼリーの粒々が入ってるとか、マシュマロが入ってるとか!

いろいろ考えていたんですね。
今は実現したアイデアもありそう…

ーーそうですね。あの頃は研究熱心で、毎日アイス食べてるときもありました(笑)

僕も毎日、いや2日に1回くらい食べてる(笑)

ーーアイス、おいしいですよね(笑)

さっきの4年前のコンサートの話に戻るんですが、テーマが「誰にも言うことができなかった夢はありますか」だったんですよ。
「実は私、昔から歌を歌ってみたかったんです。」という人を集めて結成したクワイアがあって、初めて人前で舞台に立つという人や、まだ乳飲み子を抱えたお母さんが子供を抱きながら歌うようなコンサートだったんですよ。
それは本当にスペシャルなものでした。
私がミュージックライフ・スタイリングで教えている生徒さんも、前座で出演していただいて。
私にとってのサンクチュアリというか、生前告別式のような特別な感じになったんです。
終わったあとには脱力感があって、それからは積極的なライブ活動はしていないんです。
1回ピリオドが打たれてますが、また始まると思います、第2部が。

だから今は、間氷期みたいな感じですかね。出来事と出来事の間というか。

ーーそうですね。今は他の人のストーリーが本当に興味深くて、それに寄り添うようなコーチとしての活動をしています。

例えば、私が弾き語りをして喜ぶ人が10人いたとします。
それが、私が誰かのコーチをすることで、その人からまた10人、100人と広がっていって、私ひとりでは届かない人たちにもエネルギーが拡散していく。とても夢があります。

すごいじゃないですか!

1日のはじまりは、モーニングコーヒーとモーニングギター

写真/KIAT
写真/KIAT

ーー私のインタビューシリーズは、「ミュージシャンのリアルな日常を肩越しにのぞく」というテーマでやっているんですよ。
朝起きてから夜寝る前までのライフスタイルについて、典型的な1日やお気に入りの1日を取り上げても良いんですが、どんな生活を送られていますか?

典型的なことをいうと……僕は朝だいたい朝6時くらいに目が覚めます。
起きてから、前は自転車に乗っていたんですが、引っ越してからはまだ乗ってないですね。
今は朝にまず、FacebookやInstagramをアップして、あとはギターを弾いてます。
まずモーニングギター。
モーニングコーヒーを飲みながら、モーニングギター(笑)

ーーモーニングコーヒーでモーニングギター。
素敵ですね(笑)

今、僕は3つのグループをやってるんです。
ファーカンダというアコーディオンとのデュオ、キアトというロックバンド、ネガコースティカというアコースティックのシンフォニックロックバンド。

写真/NegAcoustika
写真/NegAcoustika

曲数がいっぱいあって、全部で50曲くらいあるんですよ。

ーー50曲!1日で全部できない量ですよね(笑)

毎日触っていれば手が覚えているんです。
僕は基本的に弾いて歌っているので、ギターが崩れちゃうと、歌も崩れちゃうんですね。
だからギターをしっかりしておかないといけない。
で、僕は朝ごはんを食べないのね。基本的に午前中は絶食してます。

ーーじゃあモーニングコーヒーだけですね?

コーヒーを3杯くらい飲みますね(笑)
で、お昼を食べて、フリーランスなのでもちろん仕事もします。
この1年半ほどはコロナ禍で、東京おもちゃ美術館の出張バージョンである、木育キャラバン(移動おもちゃ美術館)は中断していました。
今は徐々に再開し始めていて、そちらも手がけていかないと、と思っています。
他には取材やPR関係の仕事があり、仕事が来たときに受けてやっています。
取材があるときは出かけていき、家で書いてまとめて送る。
あと、デザイナーにディレクションしたり。
夜はまた、ギターを弾いて歌ってます(笑)
ギターを弾く、歌っている、という時間が長いですよね。
フリーランスなので、空いてる時間は全部そこに使えるので。

ーーとても良いですね。そんな風に暮らしてみたいと思っている方はいっぱいいらっしゃるんじゃないでしょうか。

確かにね。身体が嫌なことをしなくなってきたんですね。
20代は死に物狂いで働いて、よく続いたなというくらいの忙しさでした。
30代から40代にかけて、ズニ族との体験もあって、だんだん価値観がゆるやかになってきました。
自分の苦手なこと、嫌なことを遠ざけて、好きなことに向かっていったんです。
おもちゃの仕事と出会えたのも、自分の好きなことだったのでそうなったのかなと思います。

バンドの音楽活動は中野が中心

ーー素敵ですね。本当に憧れるライフスタイルだなと思います。
車もお好きなんですよね。

好きですよ(笑)
子供の頃はね、カーデザイナーになりたいと思っていました。
世界の車の名前を全部言えましたね。
今はもう、車は生活必需品ですよね。
今年(2021年)の1月に引っ越して山の上で暮らしてるんです。最寄りの駅から4kmですから(笑)

ーーそりゃすごい(笑)車が無いと移動できないですよね。

歩けば40分くらいで帰れるかな。まぁ、あんまり夜遅く歩いて帰りたくないし。

写真/ファーカンダ
写真/ファーカンダ

ーー車って密閉されている空間だから、音楽を聴くときにも他の人に遠慮なくできていいですよね。普通の家であんな音量で聴いていたら、うるさくなってしまいますもんね。

そうですね、車の中は最高です。
前よりも音楽を聴く時間は増えました。
今は車が好きというよりも、車を運転する時間が好きですね。
ライフスタイルをもうひとつ付け加えると、バンドのリハーサルなどの活動を全部、東京の中野区でやっているんですよ。中野で25年間、暮らしていたので。

ーー中野ですか。もう、そこが庭みたいなものなんですね。

そう、庭なんです。今でも庭から離れられなくて、バンドのメンバーと中野区のスタジオに集って、リハーサルをおこなっています。
週末は車で出かけていって、リハーサルを土日にやるんですね。
バンドのメンバーたちは勝手知ったる仲なので、まず土曜日にリハーサルをして、居酒屋に行って、銭湯に行って。
そしてまた翌日スタジオに行って、リハやって、みたいな。

ーー最高ですね。そんな暮らしを夢見ている人もたくさんいるんじゃないかと思います(笑)気に入っている行きつけのスタジオはありますか?

あります!すごく仲良しになっちゃいました(笑)僕が独占している感じです。

ーーすごい。そこしか使えなくなっちゃいますね(笑)

音楽は「料理、化学、継続」

ーー皆さんも、肩越しにのぞいた感覚になったのではないかと思います。
活動方針や大事にされていることをお伺いした中で、本当に素敵な言葉が届いたので、今ご紹介しても良いですか?
先ほどの東京キッチンのご説明にもあったんですけれどもね、

音楽は料理です。
おいしさ定番のレシピやメソッドがある一方で、常に新しい素材を混ぜ合わせたいという欲求にせっつかれます。

音楽は化学です。
新しい力を生み出す可能性がいつでもあります。背徳的かもしれませんが、人間を滅ぼしかねない魔力があります。

音楽は継続です。
作る、歌う、奏でると言う身体行為は、修練すればするほど自然に美しくなります。その意味で一生ものです。

すごく素敵だと思いましたし、イマジネーションを刺激されるような言葉が届いて、私は小躍りしていたんですけれども(笑)

本当にずっと、やり続けてきています。
やめたいと思ったことは無いけど、上手くいかないこと、大変なこともいっぱいありました。
挫折したような気持ちになったこともあるし、いろいろありました。
だけど結局、やり続けることで開けてきたということもたくさんあります。
前に進まないと、次のドアも階段も体験できない。
続けていくと、次のことが開けてきますよね。

ーー本当にそうですね。それではここでKOWさんに弾き語りをお願いしたいと思います!

キアトというロックバンドでやっている「透明なドラゴン」という曲を弾きたいと思います。

(LIVE配信では、ここでKOWさんに曲を演奏していただきました。)

ーーわぁ……!(拍手)素敵な時間を過ごすことができました。

とても楽しかったです。お互い、またお話ししたいことがありそうですね。

ーーまたお招きできればと思います。
KOWさん、どうもありがとうございました!

KOWさんのプロフィール

KOWさんプロフィール写真

いつでも音楽、あらゆる場所で歌

音楽家、移動おもちゃ美術館座長、物書き

公式サイト KOW’s Music Site

Facebookページ

音楽歴

1970年代: 作曲活動開始・プログレ期
82~83年: オムニエナ主宰、一作リリース
ロンドン滞在一年滞在中断に、浴びるようにライブを見る
1980年代: バンドで試行錯誤、一時中断
1990年: アリゾナでネイティブアメリカンの画家から決定的な影響受け、
帰国後、新規一転ソロ活動開始
1996~ : バンド・東京キッチン主宰し、精力的な活動を展開する。
2000年: 様々な音楽フェスに出演。1st.アルバムをリリース
2001年: 再びソロに。宅録を開始。
ギタリスト、シンガーとしてコラボに注力。2nd.アルバム
2008年: 東京おもちゃ美術館のオープニングセレモニーのメインアクトを担当
2012年: ファーカンダ結成
2013年: ネガコースティカ結成
2017年: キアト結成
2020年: キアト、チーム電波、ネガコースティカの各アルバムリリース
2021年: 3つの音源を同時制作中(対談当初)
2022年: 「夜のファーカンダ/ファーカンダ」とプロデュース・編曲作品「絶対絶命・鎌田東二」の音源完成。リリース

憧れのアーティスト、クリエイターなど

イギリスのシンガーソングライターでVan de Graaff generatoを率いるPeter Hammillを長年心の師としている。ブラジルのシンガーソングライターCaetano Velosoから多大な影響を受けている。最近はオーストラリアの作曲家Kevin Penkinに大注目している。

転機について

1990年のアメリカ旅行で出会ったズニ・インディアンの画家アレックス・セオウテワさんから、自分の価値観を180度繰り返す大きな影響をうけました。
それまでのバンド活動を全て止めて、ギター1つで自分で歌いはじめたのは、これがきっかけでした。

朝起きてから夜寝るまでのライフスタイル

早起きです。

布団の中でしばらくうだうだして、ストレッチとか体操をして布団から出るのが7時位。朝ごはんは食べません、コーヒーだけ。11時過ぎにお昼を食べてから、音楽制作とか、練習をします。
コロナになってからは仕事が激減しました。しかしあせらず、今この時とばかり音楽制作に自分の持てる時間とチカラを集中しています。きちんと録音していない楽曲作品が山ほどあるので。それを形にしたい…今がその時です。

週末は基本的にバンドのリハーサル。土曜日に出かけて、ひとつかふたつスタジオに入り、日曜日にもうひとつ。終わると車で1時間かけて帰宅します。

クルマでの移動が大好きです。音楽をフルボリュームで聴けるから!

活動方針&価値観

音楽は料理です。

おいしさ定番のレシピやメソッドがある一方で、常に新しい素材を混ぜ合わせたいという欲求にせっつかれます。

音楽は化学です。

新しい力を生み出す可能性がいつでもあります。背徳的かもしれませんが、人間を滅ぼしかねない魔力があります。

音楽は継続です。

作る、歌う、奏でると言う身体行為は、修練すればするほど自然に美しくなります。
その意味で一生ものです。

将来のビジョン

引き合うもの同士を結合させ、異なるもの同士を混ぜこねていきたい
その結果、どんな世界が現れるかを見てみたいです。

読者・視聴者へのメッセージ

ひたすら作り、歌い、演奏しつづけてください
音楽は本能的欲望、と自分で思える人だけがそれができます。

音楽家 KOW

インタビューを終えて

KOWさんの生き様にふれ、いつどこにいても自分の立ち位置を見失わず、大河をゆく一隻の船のように果敢に舵取りをされてきたことが伺いしれました。うねりのような音楽への大きな衝動や愛も感じることができました。

通信環境等により、弾き語りのシーンの音声が割れてしまっている点、申し訳ありません。

事後、KOWさんからはすぐにその音声トラブルの原因究明と解決策についてメッセージをいただき、一緒に各種設定を見直しました。起きてしまったトラブルをそのままにせず、即座に解決して次に向かおうとする前向きな心構えも学ばせていただきました。

お忙しい中、お話をきかせてくださりありがとうございました!

また話の続きをおきかせいただける機会を心待ちにしております。

スタイリング・メッセージ

自分の世界を作り、表現し続ける。

音楽は本能的欲望、と自分で思える人だけがそれができる。

つまり、本能的に湧き出ずる音楽がそこにあるから、それを取り出し、人々とわかちあう。

とてもシンプルな営みです。

満ちる
満ちる
他の人と比べたり誰かのようになろうとするのではなく、自分の中に既にあるものを信じることで、納得感のある音楽人生を築いていけると思います。

自分の中の音楽を見つけ出したいなら

自分はどんな音楽が好きで、音楽を通してどのような世界を創り出したいのか、といったごく個人的な価値観は、案外自分ではそれほど自覚していなかったりします。そのため、一貫性のない活動に終始してしまうことも…。

ミュージックライフ・スタイリング™️では、こうした価値観・世界観をじっくり掘り下げていくことで、真の自分らしさという「マイスタイル」「マイウェイ」を再発見できます。

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まずは、あなたの話をきかせてください!

私が代表を務めるミュージックライフ・スタイリング協会では現在、音楽に真摯に向き合った経験のある方を対象にしたアンケートを実施しています。

自分に向き合う質問をご用意し、皆さんお一人おひとりの音楽ライフについてリアルな想いをお尋ねしています。

満ちる
満ちる
自分の中の音楽を見つけ出すきかっけになると思いますので、ぜひご回答ください!

あなたの話をきかせてください!〜音楽ライフスタイルアンケート実施中〜
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