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「自分が心地良くてハッピーなことが答えだと僕は思っています」パーカッショニスト ラファエル・モイセ・エレディアさんロングインタビュー#3

前回に引き続き、パーカッショニスト ラファエル・モイセ・エレディアさんのロングインタビューをお届けします。

前回の記事(#1~#2)はこちら↓

「小さい頃から、音楽を仕事にする人生なんだろうなって思ってました。」パーカッショニスト ラファエル・モイセ・エレディアさんロングインタビュー#1

「ルーティンを守るよりも”楽しい”を優先していい」パーカッショニスト ラファエル・モイセ・エレディアさんロングインタビュー#2

パーカッショニスト ラファエル・モイセ・エレディア(Rafael Moises Heredia、堀本求生)さんとは?

15歳よりパーカッショニストとしての活動を初め、18歳でスペインに拠点を移して以来 エバジェルバブエナ、マリナエレディア、ファルキート、ディエゴデルモラオ、など様々な有名アーティストと共演。
又、今年からはバークレー音楽大学に特待生として入学予定。

▼ラファエル・モイセ・エレディア(堀本求生)Instagram
https://www.instagram.com/horimotosa_n/

情報を取り入れすぎず「1枚のCD」と生きてみる

ーーしばらくは、年1回帰ってくる感じ?日本でもライブはやりますか?

やってます!徳永兄弟や森田悠介くんともやります。
全然違うジャンルに見えるかもしれないですけど、4人のグループがあるんです。
たまにオンラインで話しますよ。
今回も、僕にとっては「この繋がりで?」という感じでした(笑)
3人ともすごく良いミュージシャンですし、この繋がりがあって良かったです。

(編注)2022年3月25日には、このメンバーが一堂に会した「徳永兄弟 結成10周年アニバーサリー ~ベスト・オブ・フラメンコ~」公演が行われました。

ーーなんか、良いよね。こういう繋がりがあるのは。

楽しいし、嬉しいです。

ーー「こういう考え方の切り替えがあるんだ!」「こういう気づきがあるんだ!」ということって、読んだ人の人生に関わることじゃないですか。

周りの人たちはどうしてるんだろうっていうね。

ーーこの人はこういう考え方をしているっていうのを公開すると、エネルギーが拡散されていく。読んだ人がミュージシャンを知って、「なるほど、始めた時期なんて関係ないんだ」と考え方が変われば、それは価値あることだし。自分なりの何かを追求するようになったり、人から言われたことに対して「違うんだけどな」と思っていたけど、モイくんが言ってくれた言葉に共感して「やっぱりそうだよな!」と思ったり。

だれかのやる気に繋がればいいですね。

ーー繋がると思いますよ!「絞る」とか「嫌なことはやらない」が、すごく良いと思いますね。

そう、嫌なことはやらない。
人生は嫌なことが本当に多いから、音楽まで嫌なことやってたら全部嫌になって、やってられないです(笑)
特に今なんか、情報が多い社会じゃないですか。動画は1分以上見なかったり、1回見たらもう見なかったり。

ーー使い捨てですよね。

本当に使い捨てです。例えばCDも、上から下まで聞く人はいないと思うし。
CDを聴いたとき、あのときの気持ち、匂い、感覚が蘇ってくる。
それがCDの良いところだと思います。でも今はそれが全然ない。
CDを聴きながら旅行したりとか、1枚のCDを何回も聴く、そういうことが今、必要かなと僕自身は思っていますね。

ーー始めから何も知らなくてこれしか無かったという時代と違って、今は始めからたくさんあり過ぎる。だから自分で選んでいく。

そうそう、自分から絞っていこうという。
いろんな人を見過ぎちゃうと、「もう全部お主に任せた!人生任せた!」みたいになっちゃう(笑)
例えばSNSもみんな盛るし、良いところしか見えない。動画でも「こいつのやってることすごい!」と思っても、一回見てもう見なかったり。
だから自分で絞って、昔風に生きていくというか、僕にはそっちのほうが合っているなと思います。自分の中でいろいろクリアになりますね。

ーー本当に、激しく同意ですね。私はギター留学していたとき、アレン・ハインズが大好きでよく聴いていました。LAのギタリストです。彼が「CD1枚だけを完全にコピーしろ!全部そこに入っているから、そこに!1枚だけで良いから」とよく言っていましたね。

僕もレッスンで、生徒さんたちに絶対言っています。
「好きなCDが1枚あったら、それだけずっと聴いて!通勤中も聴いたりして、見るもの全てがそのCDとマッチするくらいに聴いて。100枚聴くよりもその方が良いから!」って。

ーー「見るものとCDがマッチする」ってすごいね。「この曲を聴いていたときに、この風景を見ていたなあ」とか、そういうこと?

そうそう。「そのCDと生きる」というか、そのCDと自分の人生の一部がマッチするくらいに聴く。
昔の人は、それを自然にやっていたと思うんですよ。
僕が尊敬しているミュージシャンはその年代だから、それをすごく感じます。
全てに長けていて全部できるのが良い人もいると思うので、好みは分かれるかもしれませんが、僕はひとつのことをするほうが好きです。
僕の場合、いろいろ見ちゃうとやる気がなくなってしまうので、そうしています。

人と比べるより、自分が一番なりたい道を見つけていくのが大事

ーー社会的地位とか周りからの評価ではなく、本人がこれでOKと思えていて、自分がハッピーだと自分で感じられている状態がすごく大事だというお話もありました。

私がよく伝えているのが、バカボンじゃないけど「これでいいのだ!」というか、「これで行こう!」と思うこと。演奏能力とか見た目、人からの評価、何万枚売れて……ということや、お金の問題もあるかもしれないけど、やらなきゃいけないことをできていない自分を責めていると、全くハッピーではないよね。

達成できたことへの喜びも大事かもしれない。でも、自分に厳しくし過ぎるのではなくて、自分にOKを出せるかということが大事ですね。

自分自身しかない。何でもそうかもしれないけど、周りの評価にフォーカスしていても、みんなに認められたからといってハッピーになるわけでもない。
自分が一番なりたい道を見つけていく方が良いです。
案外そっちの方が簡単かもしれないですしね。
自分と人とを比べることが無くなれば無くなるほど楽になりそうだし、やりたいことがはっきり見えてきて全部上手くいくような気がします。

ーーそれが真実ですね。

焦る気持ちもすごく分かる。僕もそうでした、常に他人と比べて自分を責めて……。

ーー私の場合、何をしていても「こんなことやっている場合じゃないのに!」と思っていました(笑)

家族と出かけても、車に乗った瞬間「何やってんだ、俺!」って(笑)

ーーそうなると、ハッピーでいられないんだよね。

そうそう。それは結局、音楽から何も学んでいない。
音楽が教えてくれることに対して、耳を傾けていない。
焦っている人を見るとそう思います。
ただ、周りが言っても仕方ないかもしれないですし、たしかに自分もそういう期間で技術が向上したので、必要な期間かもしれないですけどね。
焦っているときに「焦る必要ないよ」と言われると、「うるさい、それどころじゃないんだよ!」って感じになっちゃいますし(笑)
でも、ちょっとずつバランスを取っていくのが良い。

ーーある講演者が、「今がすごく辛くても、いつかあんな日があったねと笑える日が来る」ということに対して、「それなら、今笑ってもいいじゃないか!」と言っていました。「へえ、なるほど」と思って、そこだけ覚えています(笑)

でもたしかに、僕もそういう気持ちで練習してました。
いつかこれがみんなに通じて、認められる日がくるって思いながらやっていました。
そのときも結局、自分自身を認めるのが一番楽だし、それを探してるんですよね。
周りがハッピーになっても、自分自身が認められることとはまた別だし。
僕はそっち(自分自身を認めること)にフォーカスしていきたいので、それが僕の中の、今の道ですね。

目標のために頑張りすぎてしまう、迷いや悩みのある人へのメッセージ

ーーこのインタビューを見てくれる人に対して、最後にメッセージをお願いします。
焦ったり、「今さら頑張ってもどうなんだろう」という気持ちと戦っていたり、「もう少し楽しく音楽できたらな」と思っている人に向けて、今まで話した中でも一番大切だと思うことをお聞きしたいです。

そうですね、音楽を学んで音楽を何かに使おうとしたり、他人と自分を比べたりすると苦しくなります。
でもとにかく、その人にしか出せないものがある。
人間性とか性格も含めて共感を呼んで、「あの人のあれが見たいんだよね、あそこが素敵だよね」と思わせるものが、みんなに絶対あるから。
それをみんなに見せようとか、そこを見てもらうために音楽をやっているということを自分で分かっていることが大切。
テクニックや練習時間も大事だけど、結局のゴールがどこかを自分で分かった上で音楽をやっていく。
だから、そのために具体的にどうすればいいか。
練習方法をこうするとか、さっき言ったように情報を自分で狭めてみるとか、自分が本当に好きなCDを何回も聴いて、そこから吸収するとか、今5人先生がいるなら、そのうちの1人から全部を吸収するとか……そうやって自分が一番居心地よくいられるように、自分の周りの環境を整えていく。

何がダメとか、何が良いということはない。
自分が心地良くてハッピーなことが答えだと僕は思っています。

他の人から「それは違うんじゃない?サボってるんじゃない?」と言われても、自分が一番気楽に、ハッピーにいられる道を探していくのが良いと僕は思う。
例えばその日に、Netflix15時間見たいなら見ればいいし(笑)

ーーいいですね(笑)自分が心地良くなるようにバランスを整えるというのは、はみだしたところを削ったり、足りないところを引き延ばしたりっていうことだよね。何がちょうどいいかということに対しては、自分の感覚のさじ加減で育てていく感じ。

僕もそうですけど、みんな、自分の体や心の感覚で分かっていると思う。
何か違う、居心地悪い、何やってもむしゃくしゃする、ということもあると思うけど、それを自分で「なんでかな」「何を変えられるんだろう」と考えていく。
そういうのは全部プレイに出ると思います。
結局、人が魅力的に思ってくれるのは、やっぱりそういうところだと思いますね。

切迫感がある人より、余裕がある人の方が見ていて気持ちが良い。
みんな、「これをこうした方が良い」と心の奥底で分かっているんじゃないかと思います。
僕も日々頑張っています。
周りと比べたり、自分に厳しくしたりせず、バランスを保つようにしています。

ーーいいですね。今、「これで良かったんだ」という気持ちになりました。

僕も探している途中ですけど、そう思ってやっていますね。
でも結果的に、人の役に立てることが一番嬉しい。
それ以上嬉しいことってないじゃないですか。

生きていくためにお金も必要だし……重要なことは他にもいっぱいあるけど、自分のやっていることで周りがハッピーになってくれるのがすごく嬉しい。

そのために自分らしさを磨いていく。
自分らしさが何か、自分で気づいていく。
自分らしくいるためには、自分がすごく楽しくて、ワクワクしていて、体も心も元気でいること。それがすごく重要だと思いますね。

練習中はもちろんつらいこともありますよね。
頭の中で、「これどうなっているんだろう……」「難しい、何これ!」と考える苦しさもありますけど、自分の中でバランスを探しています。
「今日はこれが終わるまで寝ないぞ!」というのも、それが合っている人には良いかもしれないです。
でも、「今日はこれだけできたからいいか」と思って、3日くらい経って「これやんなきゃ」ってやるのも良い。
自分の中の「こうあるべき」ではなく「自分のままで、自分のやりたいようにして良い」と考えるようにしていますね。

ーー大事ですね。自分で決めちゃうんだよね、ああじゃなきゃこうじゃなきゃって。他の方法もあるのに、これしかないと思い込んだり……。

そうなんですよ。あの人が8時間練習していたから自分もやらなきゃとか。
その人、絶対8時間やってない日もあるし(笑)8時間やっているのは、人生の1期間だから。興味も変わっていくし。
その人と同じになったら意味ないわけだから、考え方は重要ですね。
グラグラだと、そこからバランスが崩れていってしまう。

バランスを取るために意識していること

尊敬するピアニストEmilio ricart “Chambel”と

ーー「バランスを取る」は重要なキーワードですね。バランスを取るのって難しいときもあるじゃない。モイくんはバランスを取る上で、どんなことを大切にしていますか?「ちょっと違うな」っていうときは感覚で分かったりするものですか?

違うと思いながらもやっているときもあるじゃないですか。
そういうときは、自分で気づいていなくても、やっぱり違うってなるから。

自分の中でのバランスを整える上で大事なのは、人それぞれではあると思うんですけど、僕は本ですね。言葉って大事だと思うんですよ。

あとは、ひとりでいないこと。音楽をやってると練習とか、ひとりでいることが多くなりますよね。

「何コイツ?練習の前と後とで人間違うじゃん」っていうことにもなりがちです(笑)
だから人と会ってみるとか、友達とバカな話をするのも楽しいですし、とりあえず自分が一番ワクワクすることが良いんだと思います。

楽しみ過ぎたりワクワクし過ぎたりすると、それもそれで罪悪感というか、「みんなめっちゃ一生懸命やっているのに、俺だけこんなので良いの?」と思っちゃうこともありますけどね。
でも自分の中で、誰とも比べる必要はないわけですから。そのことを常に思い出してやっています。

ーーアンテナ、感度というか、変化を自分で感じ取れるってことがすごく大事ですよね。興味を持つものが日々変わるわけだから、昨日まで良かったものが今日は違うかもしれないし。

すごく大事。
感じているけど、それをどうにかしようともしない。
ルーティンにはまって「これはこれなんだ」と思いこんだまま、日々を過ごしている。
同年代の友達も含めて、僕の周りにはそんな人が多い気がします。
感じてはいるけどどうしたら良いか分からないとか、「それはみんな感じるもので、それはそれで良いんじゃない?それが人生っていうものなんじゃない?」と思い込んでいる場合もある。
感度って大事だと思います。
違うと思ったらすぐ変えられることも大事。
それをどう培うか、僕には分からないですけどね。
みんな感じてるとは思うんですけど。

ーー感じていないわけではないよね、感じない人もいるかもだけど。同じ人でも感じやすいときと感じにくいときとあったり。でも、そのあとどうするかだよね。違和感があったときに、その正体は何なのかとか、じゃあ今やっていることをやめてみるのか、それでもやってみるのか、無かったことにするのか、いろいろあると思うんですけど(笑)

僕の中で一番分かりやすいのは、体です。
体に一番表れますね。
急に食べなくなったり、すごく痩せたり、寝付きが悪くなったりする。
友達と会うのに出かけるのが億劫になることもある。
ひとりでいるのも別にいいんですけどね。
そういったところでサインが出ると、「そうだよな、ここを変えていこう」って。
でも僕の場合は体で感じられるんですけど、そうじゃない人も多いと思うので、自分がなりがちなパターンを見つけていくのがすごく重要かもしれないですね。

ーーそうですね。モイくんの話を聞いた人が、「そういうところに変化が出るんだ」とちょっと注意するだけでも、自分の変化に気づきやすくなると思うんですよ。

僕、健太郎くん(徳永兄弟)の影響で、1年前からジムに行くようになったんですよ。
彼はプロテインも取ってかなり鍛えているので、僕はそこまでちゃんとやってはいないんですが、ジムに行くようになったことで自分の変化が分かりやすくなりました。
ジムに行くようになると、すごく食べるんですよ。
でもそれが食べたくなくなったり、ジムに行きたくなくなったり、胃がギュッと掴まれて息がしにくいような感じがしたり、寝付けなくなったり……自分が違う路線に行ってしまっているときは、そういう変化がある。
それに自分で気づいて、「どうしたんだろう?」と考えるようにしていますね。

メッセージの本質が伝わるかどうかは受け取り手次第

ーー振り返りのワンクッションがあることで、次のアクションは右に行くのか左に行くのか、前に進むのか後ろに下がるのか、いろいろ制御できますよね。それは大事なことですよね。
例えば「CDは1枚だけに絞りなよ」と私がアドバイスしたとして、その人が言葉通りに受け取って鵜呑みにして、「満ちるさんは1枚しか聴いちゃいけないっていったじゃないか!」と思ったとするじゃない。それって自分の変化を他人に任せてしまっているよね。
私自身も自分に対して思うんですけど、これまで付き合ってきた人とか自分より経験のある人、立派に見える人たちが、強く言ったことを守らなきゃと思っちゃうわけですね。それで思うような結果が出ないと、「えー、あの人が言った通りにしたのに……」みたいになる。それは何事も、よくあることですけど。
でもそうやっていると、自分の決断に対して責任が全然無いというか、他人に任せていることになる。

そうそう。メッセージの本質を受け取れていないときってありますよね。
そうなってほしくないからこそ、「CDは1枚だけ聴いて」と言っているんですけどね。
自分で模索して、探してっていうことが言いたいのに、逆にそういう責任を押し付けられちゃったら、「いやー、全然伝わってなかった」と。そういうときもありますけど、まあでも、しょうがないですね。

ーーそれはどうしようもないよね、自分たちにもあるもんね。
音楽が自分の人生の一部になると、音楽に対して言われると受け入れられなくても、全く違う他のことに対して言われるとすんなり受け入れられるということもある。
同じことを言われていても、角度や視線が違うことで、気づきやすかったりしますよね。ある意味、音楽に対して、熱心になり過ぎて盲目になってしまうところもありますし。

例えば、プロレスとか格闘技。私はそれに入れ込んだこともないし、自分とは対極にあるものなんですよ。でも意外と、彼らの言っていることはすんなり入ってきたりしますね(笑)「同じことを音楽の先生や仲間が言ってたじゃん!」とは思うんだけど、なかなかそこは受け取れなかったりするんだよね。

本当にありますよね、気づかない。まあでも、そういうものなんでしょうね。

ーーモイくんとは初めて会ったとは思えないくらい共感が強いですけど、こうやって人と話をすると、違う考え方だなと思う人もいるし、いろいろでしょ。それが良い刺激となって、「やっぱり自分のやり方は正しかった、良かった」と思えたり、「ああ、ここをこう変えたら良いのか」と気づいてドアが開くような感じがしたり。

今日は話せて良かったです。これを誰かが見てくれて、刺激や気づきになれば良いですね。

ーー絶対に、何かしら良い刺激、変化、影響を与えると思います。

ありがとうございました。Zoomでしたが、お会いできて良かったです!

ーー明日フライトですね!気をつけてスペインに帰ってね!ありがとうございました。

パーカッショニスト ラファエル・モイセ・エレディア(Rafael Moises Heredia、堀本求生)さんとは?

15歳よりパーカッショニストとしての活動を初め、18歳でスペインに拠点を移して以来 エバジェルバブエナ、マリナエレディア、ファルキート、ディエゴデルモラオ、など様々な有名アーティストと共演。又、今年からはバークレー音楽大学に特待生として入学予定。

▼ラファエル・モイセ・エレディア(Rafael Moises Heredia、堀本求生)
インスタグラム
https://www.instagram.com/horimotosa_n/

インタビューを終えて

全くの初対面でお話を伺うにも関わらず、端から端まで共感ばかり。次から次へと深いお話へと発展していきました。

インタビューから1年半ほどが経った頃、東京・下北沢のハーフムーンホールでモイくんに直接お会いできました。人懐っこい笑顔がとても温かく、インタビューで語られていた通りの優しくハッピーな方でした。
この記事が公開される2022年春には、アメリカの音楽名門校バークリー音楽大学にフル・スカラシップ(全額奨学金)で留学することになったモイくん。間違いなく今後さらに世界的活躍をされるはずです!

まとめ

  • 最近の若い人たちが好きなのはサルサやソウルがブレンドされたフラメンコ
  • 小さいころから、この方向に進むんだろうなと思ってました。
  • 始める歳は関係ないと思いますね。始めるのが早くても、テクニカルで何も響いてこないこともあるし、始めるのが遅くても、この人の演奏好きだなっていうこともある。
  • 音楽が本当に好きだから練習しようって思ったのは、ロックのおかげですね。
  • 時間が無い中で、ルーティンも守ってやろうとするのは僕には合わないかなって。楽しめてもいないし、焦っているだけのほうが多かったりするので。「焦ってるな」と思うときほど、自分が一番好きなようにやります。
  • 僕は、やることを絞ってやっています。これは、社会人になって楽器を始めて上手くなりたい人もそうだし、プロで24時間音楽に専念できる人もそうだと思う。
  • やらなきゃいけないことが楽しければ楽しいほど良いというか、1本のビデオや1枚のCDと関係を築いていくというか。「このときこればっかり聴いてたな」という、人生のBGMになるくらいにまで聴く。
  • 練習は自分の世界に入れないと、僕は続けられないです。
  • 自分の世界にいるのが気持ちよくなって、「ああでもない、こうでもない」と自分の中で考えていけることが、練習を続けられる秘訣かなと思います。
  • 学びたい意欲は強いけど、いろんなところから学ぼうとしたら詰め込みすぎて「この歳で始めて、僕は無理だ」と思ってしまう。そんな人が多い気がしますね。でも、音楽ってそういうことでもないと思うんですよ。
  • 今の歳で始めたから、今の心境がある。同じような人たちが他にもいっぱいいて、彼らに一番共感させられる人があなたかもしれない。その人にしかない魅力があるから。それを、楽器とともに練習していけばいいと思うんです。
  • 一番は「楽しい」ってことですね。音楽だけで人生がこんなに豊かになる。それはラッキーだなと思いますね。音楽を通じて成長できるし、音楽がくれるものが大き過ぎて、僕はもう感謝しかないです。なんというか、プレゼントを日々、ずっともらってるって感じですね。
  • 何歳から始めたとかそういう問題ではなくて、音楽がくれるものにフォーカスしている。だから僕は音楽を続けていると思います。
  • 「俺は俺は!」って感じよりも、始めるのが遅かった人にも優しくできるミュージシャンというか、本当の意味で共有できるようになっていったらいいですね。
  • 音楽でめちゃくちゃ上手くなって周りに認められることがゴールだと思ってたんです。だから誰よりも上手くならなきゃいけないと思っていたんですけど、今はそっちに関心が向かなくなってきました。
  • 僕も模索中ではあるんですけど、叩いたり弾いたりするなら自分らしさが重要というか、他人に証明する必要はないなと思っています。
  • だからゴールは「音楽を通じて何かをゲットしたい」みたいな外にあるものじゃなくて、音楽を通じてより一層自分らしくなることなんだなって。
  • 自分らしくいられて、他人とも自分らしく接することができるようになって、自分自身がすごく豊かになっていくのがゴールだなって、最近思い始めてきました。そうしたら、自分のプレイが好きになっていきました。
  • でもとにかく、その人にしか出せないものがある。人間性とか性格も含めて共感を呼んで、「あの人のあれが見たいんだよね、あそこが素敵だよね」と思わせるものが、みんなに絶対あるから。それをみんなに見せようとか、そこを見てもらうために音楽をやっているということを自分で分かっていることが大切。
  • みんな、自分の体や心の感覚で分かっていると思う。
  • 自分らしくいるためには、自分がすごく楽しくて、ワクワクしていて、体も心も元気でいること。それがすごく重要だと思いますね。
  • 違うと思ったらすぐ変えられることも大事。

スタイリング・メッセージ

​​「…何歳から始めたとかそういう問題ではなくて、音楽がくれるものにフォーカスしている。だから僕は音楽を続けていると思います」と語るモイくん。

今回の対談インタビューは、20代前半にも関わらず既にスペイン・フラメンコ界を中心に国際的に活躍しているモイ君ご自身の考え方や楽器上達のヒント満載の内容でした。

満ちる
満ちる
焦る気持ちや悩みにどう向き合ってきたか、意欲をなくした時にどうしたらいいか?数々の大切な視点を教えてくれています。

どうもありがとうございました!また「話の続き」をきかせてください!